会長挨拶
第25回日本形成外科手術手技学会
会長 深水秀一
(浜松医科大学医学部附属病院形成外科 特任教授)

このたび、第25回日本形成外科手術手技学会を浜松医科大学形成外科学教室が担当させて頂くことになり、大変光栄に存じます。
会期は2020年2月8日(土)、会場はアクトシティ浜松コングレスセンターにて開催します。本学会のテーマは、「ART and TECHNOLOGY」です。ARTには「芸術、美術」という意味の他に「技、技巧」という意味がありますが、いずれにしても熟練した技術を示す言葉です。加えて、形成外科においては「クリエイティブな感性」を強く意識しています。一方、TECHNOLOGYは特定の分野における知識の実用化や科学的知識を用いて開発された機械類や道具類を指す用語を意味します。形成外科の手術手技におきましては、まさにARTとTECHNOLOGYの融合が重要と考え、この二つの要素がかみ合い、一歩前進する学会となることを期待しております。
特別講演や教育講演も予定していますが、皆様が日常診療で気づかれたこと、問題視していることなどを気軽に発表して頂ければ幸いです。何よりも多くの皆様が参加して、活発な発表や討論が行われるような学術集会を目指しております。

浜松は楽器やオートバイをはじめとする製造業から始まり、現在では光を利用した高度な産業が発展している町です。その根底に流れるのは「やらまいか(やってみよう)精神」です。この地で皆様の型破りな発想をご発表頂ければと思います。また、浜松には浜名湖などの観光スポットも多く、海の幸も豊富にあります。是非とも多くの皆様にご参加頂けるようお願い申し上げます。

私どもの教室は若いスタッフが多く、何かと行き届かないことがあるかもしれませんが、参加して良かったと思って頂けるような学術集会となりますように教室員一同準備を進めて参ります。会場はJR浜松駅に隣接する便利な場所です。多数のご参加を心よりお待ちしております。