会長挨拶

第35回日本微小脳神経外科解剖研究会を、2021年4月17日(土)に名古屋JRゲートタワーカンファレンスで開催させていただきます。第1回から、脳神経外科医にとって必須の微小解剖知識の必要性を啓蒙し、絶えず本邦のレベルを底上げしてきた本会の35回目を主催させていただくこと、誠に光栄に思います。

今回の学会テーマは「術野の向こうに何が見えるか」とさせていただきました。曖昧な表現ですが、アプローチ経路、術野の微小解剖の重要性はもちろん、病変に隠れたその奥の重要構造の正確な認識なくしては、病変の処理を的確に行うことは不可能です。また、手術を受ける側に最善の結果をもたらす手術を実践するために、その病変を処理したのちの脳機能予後を予見できなければ、患者のかけがえのない人生にとって最善な手術結果とはなり得ません。ときには勇敢に、ときには控えめに、物理的(解剖)、時間的(機能予後)に病変に立ち向かわなくてはなりません。「術野の向こう」の言葉にこの2つの意味を込めさせていただいたつもりです。

血管内手術手技の発展や、4K、8Kの高精度画像、最新の内視鏡から得られる接写画像、さらに高度なコンピューター処理も加わり、微小外科解剖の知識も新たなフェーズにはいっております。認定医受験生の試験前のまとめに有用で、かつベテランにも実臨床にただちに役立つような、最新の知識がコンパクトに得られるようなプログラムをめざしております。会場は、JR名古屋駅直上に位置しており、新幹線を名古屋で下車していただきますと徒歩2~3分で到着できる最高のアクセスとなっております。

皆様ふるってご参会ください。

第35回日本微小脳神経外科解剖研究会
会長 長谷川 光広
(藤田医科大学医学部 脳神経外科)

事務局: 藤田医科大学医学部 脳神経外科 〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98
事務局長: 西山 悠也

運営事務局: 株式会社 オフィス・テイクワン 〒451-0075 名古屋市西区康生通2-26 

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